第4次産業革命で感情知能を活かして際立つ
グローバル化が進む世界において、システムが私たちに求めること、持続可能な経済を実現するための要件、そしてこのシステムで際立つために必要とされる従業員のスキルは変化・変容しています。いま私たちが経験しているこの技術的変革の段階は、世界の主要な経済指導者や科学者たちによって「第4次産業革命」と呼ばれています。インターネット、データ交換、サイバー・フィジカル・システム、そして現代の生産技術を含むこの言葉は、新たな経済時代を示しています。
おそらく第4次産業革命の最大の特徴は、生産やサービスが自動化や人工知能などの人間以外の要素に大きく依存していることです。雇用問題を引き起こすのではないかと恐れられているこの新たな技術的秩序において、その恐れから離れて「求められる人材」として際立つためには、この自動化にはない唯一の力、つまり「感情」を活かすことが鍵となります。
感じること、共感すること、そして慎重に判断する力こそが、新たな経済秩序において最大の差を生み出す原動力です。感情と、その感情がもたらす極めて価値の高いデータを発見し活用することにより、従業員またはリーダーとして際立つだけでなく、変革する経済システムに適応し、変化の波をうまく捉えることが可能になります。感情知能のコンピテンシーを認識し伸ばすことは、この道のりに必要なツールを与えてくれます。ここでは、感情知能が提供する主要なスキルの一部をご紹介します。
変化に対して開かれていること。絶えず変化し更新されるこのシステムにおいて、硬直的で変化しない態度をとるのではなく、新しいものを取り入れていく姿勢が非常に重要となります。柔軟性を発揮することで、自分にとって不要になったものを手放し、イノベーションを受け入れながら、慎重に行動を進めることができます。こうして新しいシステムやアイデア、アプリケーションなどを正しく取り入れる余地をつくり、適応を始めることができるのです。
上記は、感情知能がもたらすスキルやコンピテンシーのほんの一部に過ぎません。私たちは、感情が私たちにもたらす可能性を活かし、どのような変化の波が来ても乗り越えられることを知り、持続可能な成功の鍵を手にするために、ご自身の感情知能を探求することをおすすめします。Six SecondsのEQ認定プログラムに参加することで、あなた自身の感情知能を開花させることができ、認定終了後にはEQアセッサーとして、周囲の人々や組織がこれらのコンピテンシーを活かし能力を高められるよう支援することが可能になります。